【学生必見】勉強のやる気・モチベーションを上げる方法

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今回は、大学生の私が今まで(高校~現在)どのように勉強のやる気やモチベーションを上げてきたか・保ってきたかをお伝えします。

勉強の目的・動機づけを考える

まずは、そもそもなぜ勉強するのかを考えてみましょう。人間は、何か「得るものがある」や「楽しいことがある」など、目的があって初めて行動するものです。それを自分の中で明確にすることで、やる気アップにつながるのです。この章では、目的目標動機付けの明確化をすることについてお伝えします。

ところで皆さんは、「目的」と「目標」の違いを意識したことがありますか?

広辞苑にはこのように記されています。

もく‐てき目的】 成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。「―をとげる」

もく‐ひょう目標 目じるし。目的を達成するために設けた、めあて。的まと。「―を立てる」「努力―」

 

一見同じように見えますが、実は、目標というのは目的があってこそ立てられる標(しるべ)です。

例えば、「医師になって子どもたちを助けたい!」という目的を持った人は、「今頑張って勉強して、医学部に入る」、「医師免許を取る」、「○○大学病院で○○科医として成長する」といった目標が立てられます。

もし仮に、「医学部に合格する」という目的のもと勉強すると、大学入学後、どうしたらいいか分からないということに陥ってしまう可能性があります。

この違いを明確に持てる人は将来色々な意味で伸びると思います。

ちなみに目標に関しては、具体的な数字で立てる方が効果的です。例えば、「英検を受験で有利になるレベルまで取る」よりも、「高2の3学期までに、英検2級を取る」の方が、はっきりと行動計画が立てられるようになり、効果的です。

 

また、「動機付け(motivation)」は広辞苑にこのように記されています。

どうき‐づけ動機付け】 人間や動物を行動に駆りたてること。

 

これは、ほぼ目的だと考えていいです。自分の動機づけを把握することで、やる気アップにつながります。

勉強の目的・目標をリストアップする

実際に目的・目標を明確にしていきましょう。

私の場合はこのようになりました。

目的 数学や理論の面白さを伝えたい。数学の考え方を日常生活で活用(応用)したい。
目標 大学入試に合格する。高校の教員免許を取る。応用的な数学をやるために工学部or理工学部に行く。

内発的動機付け・外発的動機付けを分類する

動機付けは、「内発的動機付け」と「外発的動機付け」の2つに分かれます。

内発的動機付けとは、「何か目に見える利益は生じないが、その活動がしたいからする」という動機付けです。

一方、外発的動機付けとは、「他者からの評価や賞罰、強制といった外部からの刺激があるからする」という動機付けです。

これらは、どちらが優れているなどは特にはありません。両方をバランスよく持っていることが望ましいです。ただ、外発的動機付けは達成したり強制がなくなったりすることなどで失いやすく、外発的動機付けのみの人は少し心配かな、という感じです。

 

勉強のやる気が出ない時や、何か行動しようと思うときは、動機付けの分類をしてみることをおススメします。

前もって、前述の目的・目標の明確化をしていると、それに紐づけながら分類することができます。

ちなみに、私が高校3年に上がる前の春休みに大学に行く(受験勉強をする)動機付けとして行った分類では、このようになりました。

内発的動機付け 純粋に数学を学びたい。何事も、論理の本質を見抜いてみたい。
外発的動機付け 高校の教員免許を取りたい。一人暮らしがしたい。(オープンキャンパスに行って)あの環境で学びたい。学士号が欲しい。

私はこれをやって、「何のために勉強しているのだろう」「なんでこんな頑張っているのだろう」などと余計なことを考えることをしなくなり、やる気が出てきて、勉強に集中できるようになりました。

皆さんも時間があるときに一度やってみてください

自分に合った勉強スタイルを探す

人によってそれぞれ思考や性格が異なるのと同じで、人によって適する勉強スタイルも異なります。実は、「勉強ができる人」はそれを早い段階で習得できているのです。小中学校時代に勉強スタイルを確立することが望ましいですが、今からでも遅くはありません。私の場合は、中学までテスト勉強をしたことがなかった(やり方が分からなかった…)のですが、高校に入って確立することができました。

効率の良い、かつ、やる気の出る勉強スタイルを確立していきましょう。

以下は私の意見ですので、勉強スタイル確立の参考にお使いください。

勉強する時間帯

・朝、早起きして勉強

早起きして朝に勉強するのは、継続する力が必要です。朝起きる動機が、「学校に行かないといけない」だった私は、登校時間まで時間があると少しでも多く寝たいタイプでした。そこで、登校時間の早い友人と待ち合わせをして、始業1時間前には教室について、宿題をやっていました。<strike>宿題は前日に家でやれ!というツッコミはなしで(笑)</strike>一人ではできなかったことなので、友人に感謝です。

・夜、少し遅くまで勉強

あまり遅くまで勉強することはおススメしません。睡眠時間を確保してほしいからです。必要な睡眠時間は人によって異なると思いますが、私は7.5時間~8時間ないと朝眠くてきつかったです。これを確保できる程度に勉強時間を確保しましょう。勉強内容は、暗記系(英単語など)がおススメです。なぜなら、一日の疲れによって考える問題は集中できないからということと、眠ることによって記憶が定着するからです。理想は、寝る前1時間で暗記、朝起きてから30分で復習のルーティンワークです。

勉強場所

理想は、自宅の中に勉強が集中してできる場所を設けることです。ふつうは、自宅にいる時間が最も長いはずなので、そこで勉強できると効率がいいということです。塾や予備校に通っている人に関しては、そこの自習室などを活用してもいいかもしれません。また、学校や図書館を利用するのも、やる気を保つためには良いと思います。

受験前には、試験会場で集中する練習として、県図書館で(少しの騒音がある環境で)時間を測って問題を解くなどもいいかもしれません。

時間を測る

私が今でも実践している、集中する方法があります。それは、スマホの電源を切り、キッチンタイマーで時間を測る方法があります。ポイントは、スマホのアラームは使わないということと、スマホは電源を切るということです。スマホだと、アラームを消した際に通知が気になってしまい、ついスマホをいじってしまって時間を浪費してしまいます。また、スマホの電源を切ることで、再度電源をつけるのが面倒になり、勉強しかすることがなくなります。

時間設定は、初めは30分や1時間で良いでしょう。その時間は勉強のことだけ考え、終わったら再度継続できるかを自分と相談します。問題の途中や、勉強が楽しくなっているときは、そのまま連続して再度30分や1時間をはじめましょう。脳が疲れていると感じたら、10分間休憩しましょう。休憩中はスマホの電源はつけず、お茶を飲んだり甘いものを食べたりすると良いでしょう。

 

思考法

勉強のやる気を長期間保つのに有効な思考法を紹介します。

・勉強によって自分自身のスペックが高められているということを認識する。

・目標に一歩近づいたことを認識する。

・時間を決めて勉強できた自分をすごいと思う。

・継続できている自分を評価する。

・他人の勉強していない姿を対比して、優越感に浸る。

・知を身につけていくロールプレイング型ゲームだと思う。

 


以上が、現在の私が思っている、勉強のやる気やモチベーションを上げる方法です。あくまで私個人の見解ですが、是非、参考にしてください。勉強とは本来楽しいものです。自分なりのスタイルを確立して、目標に向かって楽しんで勉強してください!

 

 

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